パッシブ・アトリエの導入コストとランニングコスト

賃貸物件の価値とは

パッシブ・アトリエと従来までのリノベーション(設備機器と間取り変更)費用との比較を行い、ランニングコストは入退去毎に行う原状回復(化粧直し)費用との比較をしてみると「経済性と物質的な格差が生じていることがよくわかります。

そもそも、現在不動産会社や賃貸管理会社が積極的に行っているリノベーションの目的は、古くなっただけで、まだまだ使えるトイレや浴室そしてキッチンなどの設備だけではなく、間取りを変えて内装の一切を新しくして、物件の価値を上げるということです。築18年で毎月の賃料が8万円の2LDKのお部屋を賃料の20か月分(約2年分)に相当する金額となる160万円もかけてというリノベーションは珍しくありません。新しいことはそんなに必要なことなのでしょうか?

借りる側の価値観 新しいものはいずれ古くなりますよね。

もちろん、オーナーさんの税金を軽減するうえでの節税ということもあってのことだと思いますが、使えるものを廃棄していくというのは、今回の震災でも私たちは大きな反省をしないといけないことですから、これからはそうしたことも改善されないといけないと思います。

是非、無駄をなくした住まいづくりをみんなで考えていきませんか。使っていけばいくほど、その良さが引き立つような素材の活用を!

賃貸物件の価値というのは、地域性やアクセスも大きな要素となりますが、やはり借りる側の価値観によって決まると思います。

「この賃料の割には、きれいで新しく見える」とか「この場所の割には、安くてしっかりしている」など、挙げたらきりがありませんが借りる側の価値観によって、物件の良し悪しは大きく左右されがちです。

間取りや設備で勝負する場合は、築年数が経ってくるにつれて、新しい物件には勝てなくなるために、今度は賃料で勝負することにより、自分でハードルをどんどん下げてしまうことになってしまいます。

経済性も快適性も優れた物件 このことが、現在の賃貸物件の大きな問題につながっていると思います。

賃借人が変わるたびにかかる経費をできるだけ抑えて、ずっと安心して使ってもらえるお部屋であることの意味は、経済性も快適性も優れた物件になるということにつながります。

これがパッシブ・アトリエの目的です。

自然素材をたくさん使って、居住空間を安心して快適な空間をずっと維持できるように、さらに入居者自身で、ちょっとしたメンテナンスをしていくことでもっと素晴らしい空間になっていきます。

壁の補修や床のワックスなどの「セルフメンテナンス」=「自分で補修やメンテを行う」ということは、ものを大切にする心と行動を育て、最終的にはオーナーさんのメリットにつながるということになることは、もうお分かりかと思います。

つまり、そうしたことに賛同されて大きな興味があり、安心できる住まいを探している方々という「間口を絞った」提案になりますが、実はそれが大きな差別化になると確信しています。

セルフメンテナンス  安心できる住まい

それでは、パッシブ・アトリエを導入した場合の具体的なイニシャルコストについて見ていきましょう。

パッシブアトリエでは、一般的なリノベーションで使用される素材と比べても約30%くらい多くかかってしまいます。それは、素材の単価の違いではなく施工の単価の違いからくるもので、地方に行けばいくほどこの差は縮まることになります。

■プラン例(1) 1LDK 約30m2
パッシブ・アトリエプランニングシート
トータル約50万円 施工期間4日間

例えば、造作大工さんは関東では1日当たり22,000円が平均ですが、九州だと15,000円が平均です。また札幌だと、12,000円も珍しくないくらいです。

左は、東京都北区西日暮里の物件のプランニングシートですが、自然素材と電磁波対策の施工箇所と部材表となっていますが、この仕様でトータルで約50万円です。施工期間は4日間でした。

施工して年明け早々から内見者がたくさんお越しになり、現在入居されています。

今後、将来的に賃貸借契約が終了して原状回復のタイミングになったときは、こちらの表のように、イニシャルコストとは逆転して3分の1程度で済んでしまいますので、無駄な経費を使うことなく将来的にもどちらが得かは一目瞭然です。

■プラン例(2) 2DK 約35m2 ■プラン例(3) 1LDK 約56m2
パッシブ・アトリエ プラン例(2) 2DK パッシブ・アトリエ プラン例(3) 1LDK
トータル約70万円 施工期間7日間
トータル約110万円 施工期間9日間

パッシブ・アトリエのランニングコスト

パッシブ・アトリエのランニングコストは、従来の原状回復工事費に比べて約30%程度しか、かかりません。ただし、設備やガラス・畳などの補修交換費用は含みません。

パッシブ・アトリエのランニングコスト

これが、本来の賃貸住宅の姿なのでないのでしょうか?

借りる側は、素晴らしい環境を創ってくれるお部屋を大切に扱って、オーナー側は決してボランティアではありませんから、できるだけ長く借りていただき、次の入居者のための投資をできるだけ抑えて、収益を出していくことが目的なわけですから、お互いの立場で、メリットを出していける仕組みになっています。

パッシブ・アトリエのメンテナンス方法(取扱説明書)について